経済
シオノギファーマ、尼崎の子会社を合併へ 原薬の受託生産、意思決定を早める狙い
塩野義製薬(大阪市)の製造子会社シオノギファーマ(大阪府摂津市)は16日、子会社のファーミラ(尼崎市)を吸収合併すると発表した。4月1日付。2年前の事業開始時に想定していた市場の環境が変化したため、経営を一体化させて意思決定を早める。
同社はシオノギファーマの治験薬事業部が母体で、製薬大手などから治験薬の原薬製造を受託する。高効率の連続生産技術に強みがある。プラント大手の千代田化工建設や大手ゼネコンの大成建設、竹中工務店など6社もファーミラに出資。工場や生産設備に関する知見を持ち寄り、生産の自動化に取り組んできた。
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