People People

M's KOBE

海と山に囲まれた港都・神戸。明治期の開港をきっかけに、映画やジャズ、ファッションなど西洋文化をいち早く取り入れ、モダンでハイカラな街として発展してきました。

神戸新聞では2018年7月から市内9区をひと月ずつ訪ね歩く「マンスリー特集」をスタート。これまで紙面掲載された記事を集めました。神戸らしさを象徴する「海(Marine)」「山(Mountain)」「音楽(Music)」「神戸牛(Meat)」「出会い(Meet)」、そして「マンスリー(Monthly)」の頭文字「M」をあしらった、その名も「M's KOBE」。

Kobe
People People People

趣向凝らして国際交流 「スマプラ!」立ち上げ人の高橋さん 2019/06/04

記事

 日本に移住してきた外国人と、須磨の人たちが交流するきっかけづくりに奔走する若者がいる。神戸市須磨区の市民団体「スマプラ!」立ち上げ人の高橋大輔さん(37)。須磨寺をはじめ、区内各地でユニークな催しを打ち出している。

 香川県で生まれ育ち、専門学校の進学のため18歳で関西に来た。世界大手のファッションブランドに在職中はカナダへ1年間留学し、異文化に触れる面白さと、多言語のコミュニケーションの大切さを実感した。

 大阪や神戸市内に移り住み、仕事を辞めて3年ほど前から須磨区民に。2017年春には市民団体「スマプラ!」を結成した。「日本語禁止ハイキング」「日韓粉もん対決」「須磨海岸ごみのお葬式」「子ども英語かるた」-。趣向を凝らしたイベントを企画する背景には「近隣に外国人コミュニティーが増えてきたが、地域との交流が薄い。お互いが楽しく関われる行事が増えれば、地域が抱える外国人との生活トラブルを解決する糸口が見つかるのでは」と語る。古民家再生の事業やまちづくりに携わる機会も多い。

 2児の父である高橋さんのモットーは「続けること」。当時の流行だったアフロスタイルを貫いて18年。1カ月半ごとの手入れが必要だが「これ以外似合わないし、一度会ったら忘れられないから」と笑う。須磨区に永住を決意している。(久保田麻依子)