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(1)レターセット みなと銀行・玉田文恵さん

2016.05.18
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窓口業務を終えた夕刻の事務所。四季折々の図柄の便箋が所狭しと並ぶ課長席の引き出し。顧客からの返事が励みに=神戸市垂水区舞子台6、みなと銀行舞子支店

窓口業務を終えた夕刻の事務所。四季折々の図柄の便箋が所狭しと並ぶ課長席の引き出し。顧客からの返事が励みに=神戸市垂水区舞子台6、みなと銀行舞子支店

みなと銀行舞子支店渉外課長 玉田文恵さん

みなと銀行舞子支店渉外課長 玉田文恵さん

■心込め手書きで年200通

 お客さまに手書きの手紙を出す。10年近く前、宝殿支店(兵庫県高砂市)にいたころに始め、習慣になりました。

 自宅を訪ねて投資信託や生命保険を提案していたとき。仕事で留守がちな女性と、どうにか連絡が取れないかなって。業務用の通知書類に同封してみた。

 そしたら「すてき。うれしかった」と、返事をいただいた。

 派遣社員として働き始めて数年。3人の息子を育てながら頑張ったのが報われ、正社員になって間もないころでした。それからずっと続けています。時候のあいさつ、契約のお礼-。特別な内容ではないけれど、筆ペンなんかも使って丁寧に。

 次の網干駅支店(同県太子町)では、年間200通ペース。家族構成とか、今でもだいたい覚えてる。

 去年の7月、舞子支店(神戸市垂水区)に異動して、部下3人を持つ課長に。初めて融資も担当するようになりました。お客さまは、景気や社会情勢に敏感な経営者の方々。

 手紙を出してみるとやっぱり「こんなんもろたの初めてや」って。まずは距離感を縮めるところから、かな。

 世間話が好きな普通のママさんが、ここまでできるんだと認めてもらえたらうれしいです。

(聞き手・内田尚典)

〈みなと銀行〉1999年発足。県内102、大阪4、東京1の計107店舗を展開。従業員約2200人。管理職に占める女性の割合は4月1日時点で16.4%で、地銀では多い方という。女性課長は約80人。このうち営業を担う「渉外課長」は玉田さんを含め4人。