生徒に問題を解説する際に使うボールペン。「紙は後々まで残るので、要点を分かりやすく」と清水さん＝神戸市東灘区岡本１

　塾の理科講師をして８年になります。主に教えている高校生の個別質問に答える際は３本のボールペンが必需品。最重要ポイントは赤▽次が青▽説明などは黒－と分けて解説します。紙は受験まで残ります。発色がよいペンで、図を交えて丁寧に書きます。

　実家は長崎県諫早市のトマト農家。高校３年生の時、台風でビニールハウスが飛ばされ、１６００万円を超える被害を受けました。翌年、神戸大工学部に進学。家計に余裕はなく、家賃が月７００円の寮に住み、アルバイトで学費を稼ぎました。２０１０年の入社後は難関大学の受験生向け授業を見て、レベルの高さに驚きました。