ひょうご経済プラスTOP 連載一覧 世紀を越えて 新明和工業 編 (4)ごみ収集車 圧縮式で躍進、最大手に

新明和工業 編

(4)ごみ収集車 圧縮式で躍進、最大手に

2020.11.28
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新明和工業が宝塚市に寄贈した「圧縮式」のごみ収集車。荷箱に窓を設けてごみの流れが見えるようにしている=宝塚市小浜1

新明和工業が宝塚市に寄贈した「圧縮式」のごみ収集車。荷箱に窓を設けてごみの流れが見えるようにしている=宝塚市小浜1

 1970年代初め。欧州のある市街地で、新明和工業の幹部の目がくぎ付けになった。視線の先には、机や洗濯機を破砕して、そのままのみ込んでしまうごみ収集車の姿があった。「ぼくらは、この威力に懸けるべきだ」。安定した収益源をごみ収集車に求めていた幹部は、遠い異国の地で心に決めた。

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