経済
AIが焼くバウムクーヘン、神戸ポートピアホテルで味わって ユーハイム職人の技再現
神戸ポートピアホテル(神戸市中央区)は、洋菓子のユーハイム(同)が開発した人工知能(AI)搭載のバウムクーヘン専用オーブンを導入し、9日からオリジナル商品の販売を始めた。両社の熟練菓子職人がレシピを共同開発した。
専用オーブンTHEO(テオ)は、ユーハイムの職人の焼き具合を画像センサーで解析。AIが学習して同じレベルで焼き上げる。2020年に開発し、関西のホテルでの導入は初めて。
ポートピアホテルは新型コロナウイルス禍を受け新事業開発を強化。今年からホテル内で始めた養蜂で取れた蜂蜜を使い、「ポートピアハニーとレモンのバウムクーヘン」を発売した。
リング(1620円)と、リングの3分の1をカットした「ひとくちバウム」(540円)を本館1階の店舗「アラメゾン」とオンラインで販売。同階のティーラウンジでも提供する。
製菓料理長の芳養正朗さん(47)は「焼き加減をしっかり見てくれ、風味の良いバウムクーヘンができた」と話した。(広岡磨璃)