経済
酒かす使った和食やスイーツ、カクテル…多彩な味わい楽しんで 神戸酒心館など20店が特別メニュー
関西に根付く酒かすの食文化を広げようと、神戸酒心館(神戸市東灘区)などが酒粕を使った特別メニューを提供する「酒粕プロジェクト」を展開している。3月末まで、神戸をはじめ県内外の飲食店や菓子店、バーなど約20店舗が多彩な味わいを提供している。
プロジェクトはフードジャーナリスト曽我和弘さん=神戸市灘区=が呼びかけ、2015年から毎年この時期に実施。当初の参加は神戸だけだったが、県外の店や大学、地場野菜をPRしたい自治体に広がっている。
和食のほか、中華やフレンチなど各店がさまざまなメニューを用意する。バー「サヴォイオマージュ」(神戸市中央区)は、酒粕入りの独自カクテルベースにジンなどを加えた一杯を提供。バーテンダーの森崎和哉さんは「このベースでいろいろなカクテルが作れる」と、他店にも酒かすカクテルを広げたい考えだ。
プロジェクト9年目で初めて九州と和歌山からも参加。「お菓子工房くりの木」(大分県中津市)は、チョコレートに酒粕やチーズを練り込んだスイーツをネット販売。和歌山のイタリア料理店「イルテアトロ」は、煮込み料理アクアパッツァやパンの一種フォカッチャを出している。
参加店舗の詳細は酒心館ウェブサイトの「酒粕プロジェクト」のページで確認できる。






















