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ブンコレ~おすすめ文具コレクション

なくしもの日記 沈んだ心 明るくリセット

2020.06.25
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神戸市内の印刷会社などが製作に携わった「なくしもの日記」。タバラットのホームページなどで1冊880円=同市内

神戸市内の印刷会社などが製作に携わった「なくしもの日記」。タバラットのホームページなどで1冊880円=同市内

しおりに転用できる帯の商品名は、目立ちすぎないよう小さく透明な文字で

しおりに転用できる帯の商品名は、目立ちすぎないよう小さく透明な文字で

 お気に入りのペン、家の鍵、家族からの信頼…。失ったものをあえて記録するメモ帳が現れました。その名も「なくしもの日記」。「いったん忘れてリラックス」と優しく呼び掛けてくれます。

     ◇◇

 雑貨を製造するサイバール(大阪府泉佐野市)のブランド「タバラット」のオリジナル商品で、2月に発売した。男性社員が「なくしものが多い」と打ち明けたことから、「形に残せたら」と日記に行き着いた。

 縦14センチ、横8センチの手のひらサイズで、1ページ目に「悲しい出来事も、後から見返せば意外にほほ笑ましいものです。」とあって励まされる。日付と天気、紛失物の名前とイラスト、愛着度、困り具合、今の気分や思い出を書き入れる。

 見つかった日時と場所、思いのたけを書く場所もある。58品目まで記録でき、最後の見開きページで失ったものの値段を一覧にできる。紛失のパターンを把握しやすく、だんだん絵が上手になる効果もあり、じわり売れている。

 開発に携わった同社の柴田里花子さん(25)は「沈みそうな気持ちを明るく整理してもらえたら」。この日記だけはなくすまい。(佐伯竜一)