事業継承編 第4部
農業ベンチャー みつヴィレッジ(中)夢の実現 ITと地域活性化 両立を
みつヴィレッジ(姫路市)社長の八百(やお)伸弥(32)が農業ベンチャーを志したのは、運命的な出会いがきっかけだった。
兵庫県御津町(現たつの市)出身。高校時代、ヒト型ロボットに興味を持ち、大阪大・大学院でロボット工学を専攻した。だが、国際学会に出席し、自分より優れた研究者が数多くいると痛感、学究の道は断念した。阪大が関わっていた大阪府箕面市の特産物ユズを使った地域活性化プロジェクトに参加し、「ロボットと地域活性化を仕事にしたい」と考えるようになった。
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