ひょうご経済プラスTOP 連載一覧 中小企業 前へ 事業継承編 第4部 農業ベンチャー みつヴィレッジ(下)覚悟 グループでの成長戦略描く

事業継承編 第4部

農業ベンチャー みつヴィレッジ(下)覚悟 グループでの成長戦略描く

2019.01.15
  • 印刷
みつヴィレッジのトマトやイチゴを使った加工品を販売するリバースヴィレッジ=姫路市勝原区朝日谷

みつヴィレッジのトマトやイチゴを使った加工品を販売するリバースヴィレッジ=姫路市勝原区朝日谷

 「トマトの収穫量は平均的な農家で千平方メートル当たり年15トン。今では26トンにまで増えた」

 IT型農業に取り組むみつヴィレッジ(兵庫県姫路市)社長の八百(やお)伸弥(32)は胸を張る。親会社である網干造船所の敷地内とは別の同市網干区内に2016年に建てたビニールハウスでの実績だ。室内が一定の温度になれば天窓が開く従来機能に加え、外気が30度以上に達するとハウス内に循環させた水の気化熱で冷やす。気孔がある葉の裏に二酸化炭素を吹き掛ける仕組みも導入した。いずれも光合成を促すための仕掛けだ。

この記事は会員限定会員限定です。新聞購読者は会員登録だけで続きをお読みいただけます。