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M's KOBE

海と山に囲まれた港都・神戸。明治期の開港をきっかけに、映画やジャズ、ファッションなど西洋文化をいち早く取り入れ、モダンでハイカラな街として発展してきました。

神戸新聞では2018年7月から市内9区をひと月ずつ訪ね歩く「マンスリー特集」をスタート。これまで紙面掲載された記事を集めました。神戸らしさを象徴する「海(Marine)」「山(Mountain)」「音楽(Music)」「神戸牛(Meat)」「出会い(Meet)」、そして「マンスリー(Monthly)」の頭文字「M」をあしらった、その名も「M's KOBE」。

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名物グルメと衝撃の出合い 神戸・垂水センター街周辺で食べ歩き 2018/10/02

■そびえ立つ存在感 “挑戦者”待つ巨大パフェ 喫茶レストラン「ブラジル」

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約55センチの高さを誇るパフェ「マッターホルン」=神戸市垂水区神田町

 垂水センター街(神戸市垂水区神田町)で45年愛される喫茶レストラン「ブラジル」。パスタやワッフルなどが並ぶショーウインドーで、高さ約55センチのパフェが存在感を放つ。その名も「マッターホルン」。ブラジルなのにマッターホルン?

 約20年前、店の目玉商品にしようと発売。縦長のガラスの器にミックスジュース、アイスクリームを重ねる。さらに自家製プリンやリンゴ、メロンなど約10種の果物をトッピング。3~4人のグループで“登頂”する人が多いが、かつては真冬に一人で“征服”した男性もいたとか。

 考案者は調理担当の山本直樹さん(51)。「パフェの高さのイメージが高山と一致した。高い山といえばマッターホルンと思った」

 同期の女性記者と2人で挑戦。おのおのスプーンで皿に取りながら食べ進め、ほぼ完食したが、所要時間は1時間半以上だった。

■斬新な具でやみつきに 漬物など挟む人気商品「陸ノマル井パン」

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「漬物ドック」(右)と「やみつきドック」を手にする末武達三店長=神戸市垂水区神田町

 垂水区神田町にある「陸(くが)ノマル井(い)パン」。名物の「漬物ドック」と「やみつきドック」は、客の要望から生まれた商品だ。

 漬物ドックは、高齢の女性から「夏は暑くて食欲がなくなる。野菜だけのパンが食べたい」と要望され、店長の末武達三さん(37)が夏季限定品として2011年に考案。約2日間漬け込んだキュウリ丸々1本を、青じそソースを塗ったパンに挟む。さっぱりとした味と、斬新な取り合わせが話題になった。

 「夏以外に漬物パンが食べられないのは寂しい」との声に応え、17年2月ごろに売り出したのが「やみつきドック」。キュウリをピリ辛のたれに8時間漬け、唐辛子とごまをトッピング。キムチソースと共にパンに挟んだ。ピリッとした辛さがくせになる。

 末武さんは「どちらもお客さんのために作った。喜んでもらえたらうれしい」と話す。(吉田みなみ)