ひょうご経済プラスTOP 連載一覧 中小企業 前へ 事業継承編 第2部 酒類卸 光明兼光本店(4)株式集約 新事業で巻き返し

事業継承編 第2部

酒類卸 光明兼光本店(4)株式集約 新事業で巻き返し

2019.01.08
  • 印刷
文字や絵柄を表面に刻んだワインボトル。独自の技術で新たな収益源に育てる=姫路市飾磨区構5(撮影・大森 武)

文字や絵柄を表面に刻んだワインボトル。独自の技術で新たな収益源に育てる=姫路市飾磨区構5(撮影・大森 武)

 2011年10月3日のことを、光明兼光本店(姫路市)の社長、内海淳は忘れられない。急逝した前社長からバトンを継いで4年近くが過ぎていた。自宅に封書が郵送されており、中から「解任通知書」と題した文書が出てきた。

 「何や、これ」。差出人は当時、副社長を務めていた前社長の子どもだった。同月23日付で内海を含む役員5人を解任するとの内容。その後ろ盾となったのは、発行済み株式の24・5%を保有した副社長が、持ち株比率を一気に4分の3に引き上げたことだった。会社解散と財産分与を巡って係争した創業者の三男(故人)から、保有の全株(49%)を取得したことが記されていた。

この記事は会員記事会員記事です。新聞購読者は会員登録だけで続きをお読みいただけます。