ひょうご経済プラスTOP 連載一覧 世紀を越えて デンソーテン 編 (4)ノーベル物理学賞江崎玲於奈氏 半導体研究、磨いた基礎力

デンソーテン 編

(4)ノーベル物理学賞江崎玲於奈氏 半導体研究、磨いた基礎力

2020.12.12
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研究者らの催しであいさつする江崎玲於奈さん。科学技術の発展に貢献しようとする姿勢は、神戸で過ごした若き日と同じだ(2020年1月撮影、茨城県科学技術振興財団提供)

研究者らの催しであいさつする江崎玲於奈さん。科学技術の発展に貢献しようとする姿勢は、神戸で過ごした若き日と同じだ(2020年1月撮影、茨城県科学技術振興財団提供)

 デンソーテン(神戸市兵庫区)の前身で、川西機械製作所の系譜を引く神戸工業(1949~68年)には、戦争で焦土と化した日本をものづくりで再興しようと、気概にあふれる若き才能たちが集まった。後に日本の電子工学を支える人材を多く輩出。その代表格が、ノーベル物理学賞を73年に受賞した江崎玲於奈氏(95)と、同賞を2014年に受けた赤崎勇氏(91)である。現在も茨城県科学技術振興財団の理事長として後進の育成などに取り組む江崎氏が、神戸新聞社の電話インタビューに応じ、神戸で過ごした日々を語ってもらった。

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