デンソーテン 編
進取の気性で世界市場へ デンソーテン・加藤之啓社長に聞く
-歴史を振り返ると。
「洋の東西を問わず、軍からの引き合いは技術を発達させる。戦前の川西機械製作所は、軍の運用に欠かせない無線通信機やその中核部品である真空管の製造を担い、業容を広げた。戦後も南極観測船『宗谷』にレーダーを納めたり、障害物を検知する車のミリ波レーダーを他社に先駆けて試作したりした。港町・神戸の企業らしく進取の気性に富んでいる」
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