政務活動費の不自然な支出をめぐる事件で、詐欺と虚偽有印公文書作成・同行使の罪に問われながら昨年11月の初公判を欠席した元兵庫県議の野々村竜太郎被告(49)のやり直し初公判は、26日午後からも神戸地裁(佐茂剛裁判長)で審理が続き、弁護側による被告人質問が始まった。
弁護側とのやりとりは次の通り。
-前回の裁判を欠席したことで延期になりました。
「はい」
-このことについてどう思いますか。
「反省し、申し訳なく思っています」
-前回欠席したのは家を出ようとしてマスコミと出会って、出られなくなったと聞いていますが、間違いありませんか。
「はい、間違いありません。今日は絶対に出ようと思っていました」
-そのために何か段取りはしていましたか。
「整えていました」
-またマスコミに出会ってパニックになる可能性は。
「たとえ暴行事件になろうとも、必ず出廷しようと思っていました」
-次回も必ず出廷しますか。
「マスコミの妨害が…。必ず出廷します」
-(県議会)事務局に対し、うその収支報告書を提出したことは理解していますか。
「理解しています」
-平成23年4月の議員選挙で当選したのですね。
「はい」
-議員として活動中に政務調査費もしくは政務活動費を支出していましたね。
「はい」
-1年間の合計は。
「はっきりと覚えていません」
-600万円ではないですか。
「そうかもしれません」
-個人と会派分の内訳がありますが、覚えていますか。
「今となっては記憶にありません」
-年度末には報告し、余りは返すという仕組みがありましたね。
「はい、その通りです」
-使ったときのレシートや領収書はどのように管理していましたか。
「記憶を確認するため、お待ちいただくようお願いします」
(しばらく沈黙)
「記憶がありません。思い出せません」
-例えば財布の中にレシートをためていたとか、封筒に入れていたとか、保管の仕方はどうでしたか。
「思い出すよう頑張りますので、お待ちいただけますようお願いします」
(しばらく沈黙)
「思い出せません」
-クレジットカードなどの利用の控えについてはどうですか。
「記憶を確認しますので、しばらくお待ちいただくようお願いします」
(しばらく沈黙)
「記憶にありません」
-帳簿はつけていたのですか。
「思い出せませんので、しばらく発言を整理するためお待ちいただけますようお願いします。わずらわしいことが苦手であるので、つけていないと思います」
