経済
関西スーパー総会・質疑応答(3)株主「統合に賛成」専務「明るい未来が見えている」
関西スーパーマーケット(兵庫県伊丹市)は29日、伊丹市内のホテルで臨時株主総会を開いた。エイチ・ツー・オー(H2O)リテイリンググループとの経営統合案など計5議案を提出し、株主からの質疑が相次いだ。
株主との主なやり取りは次の通り。
-統合に賛成。食品スーパーとして支持される会社になるよう期待する。
関西スーパー・中西淳専務「創業以来、生鮮食品の鮮度管理技術が支持を得ている。品質保持のためには商品さえ替わればいいわけではなく、取引先との協力関係も大切で、一朝一夕ではなし得ない。内食を提供するスーパーは、平凡だが日常的に使われる商品を提供すること、絹ごし豆腐などを品切れさせずに売り場に並べることが大事と考える。良いスーパーは見切り販売で品切れだらけにならず、営業時間中は普段の食生活を提供することが絶対条件だ」
関西スーパー・福谷耕治社長「創業者の北野(裕次氏)の考え方。スーパーは地域に密着し、顧客に信頼されないといけない。時代が変わっても、地域のお客さまに従業員とともに支持される店をつくりたい。それができるのが生鮮の売り場だ。イズミヤも阪急オアシスも苦労しているが、統合の末には明るい未来が見えている。一致団結して、地域から信頼される食品スーパーを目指す」
■質疑応答 記事リンク■
・(1)株主「イズミヤは経営苦しい、考え直して」専務「経営環境から望ましいと判断」
・(2)株主「統合は従業員にとって良いことなのか」社長「関西で長く事業、安心感ある」
・(3)株主「統合に賛成」専務「明るい未来が見えている」