双子の柳沢恒史郎君(左)と優志郎君=キャナルシティ専売所
神戸新聞キャナルシティ専売所(神戸市兵庫区島上町2)の看板は、80代のベテラン配達員と9歳のツインズだ。
この道20年の宮下成正さん。見た目は60代に見えるが、年齢は81歳。若さの秘密はスポーツジムでのトレーニングだという。ノエビアスタジアム神戸のジムで1時間ほど体を鍛えることが日課で、配達が休みの日は、朝の4時から散歩をすることも。宮下さんは「20年新聞配達を続けていることも元気な理由の一つ。まだまだ現役で頑張ります」と笑顔だった。
バイクにまたがる宮下成正さん=キャナルシティ専売所
一方、9歳のツインズは、柳沢拓人所長の息子、恒史郎君と優志郎君。読者に配るカレンダーを巻く作業はお手の物で、柳沢所長も「貴重な戦力」と話す。
昨年の夏休みは、夕刊配達にも挑戦。新聞を折ってポストに入れる作業を経験した。「お父さんに『やってみたい』とずっと頼んでいた。早起きを頑張って朝刊も配ったことがある」と優志郎君。新聞に入れるミニコミ紙に双子が載ることもあり、読者には人気の存在という。恒史郎君は「今度は集金もやってみたい」と意気込んでいた。(川崎恵莉子)