ひょうご経済プラスTOP 連載一覧 明日を拓く 震災と停滞の先に 第9部 神戸経済界の代表3氏に聞く (3)飛躍の契機 シスメックス会長兼社長・家次恒さん

第9部 神戸経済界の代表3氏に聞く

(3)飛躍の契機 シスメックス会長兼社長・家次恒さん

2016.03.10
  • 印刷
シスメックス会長兼社長の家次恒さん。阪神・淡路大震災の年、株式上場を記念して当時の大阪証券取引所から贈られた盾を前に「震災に負けずにできた」と振り返る=神戸市中央区脇浜海岸通1、同社本社(撮影・田中靖浩)

シスメックス会長兼社長の家次恒さん。阪神・淡路大震災の年、株式上場を記念して当時の大阪証券取引所から贈られた盾を前に「震災に負けずにできた」と振り返る=神戸市中央区脇浜海岸通1、同社本社(撮影・田中靖浩)

 病院で使われる検査装置・試薬メーカーのシスメックス(神戸市中央区)は、加古川市で作った機器を世界190カ国以上に輸出するグローバル企業だ。この20年間で売上高は約10倍に伸び、企業価値を示す株式時価総額は1兆5千億円と県内トップ、国内でも上位100社に入る。会長兼社長の家次恒さん(66)は、飛躍の契機は1990年代にあったという。(高見雄樹)

この記事は会員限定会員限定です。新聞購読者は会員登録だけで続きをお読みいただけます。