市場創造編
軽自動車販売 松尾モータース(1)年1500台 「子育て女性」狙い大きく躍進
第二神明道路の下り線で大蔵谷インターチェンジの出口へと車を走らせる。すると、左前方にオレンジ色を基調とした看板が目に飛び込んでくる。車をかたどった白抜きの枠内に「軽」の大きな文字。その向こうに約6600平方メートルの展示場が広がり、300台の軽自動車が、夏の強い日差しを浴びて並んでいた。
軽自動車販売の松尾モータース(神戸市西区)が2008年に開業した「軽スタジオ大蔵谷」(同)だ。カフェを思わせる店は、開放的で明るい。木目調の床材が敷かれ、暖色系の明かりが店内を柔らかく包み込む。代表取締役の松尾章弘(56)は「25~35歳の女性にターゲットを絞った内装にしている」と力を込める。
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