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市場創造編

ノリ製造販売 鍵庄(2)自社ブランド 口溶けまろやか、直営店も

2018.10.02
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「明石のり」の自社ブランドで、一般消費者向け商品の開発に取り組んだころの入江恵子社長=1994年12月撮影(鍵庄提供)

「明石のり」の自社ブランドで、一般消費者向け商品の開発に取り組んだころの入江恵子社長=1994年12月撮影(鍵庄提供)

 「こんなノリがあったんだ」。鍵庄(明石市)の社長、入江恵子(68)は、明石海峡付近で採れる新芽の力に衝撃を受けた。漁師の自家消費用の加工を続けながら、「一番摘み」のノリに味付けをして一般消費者に届ける「板のり」の開発に取り組んだ。

 原料の収穫期間は短く、生産量に限りはあるが、希少性と高品質で差別化を図ることができる。入江は「このノリのおいしさを広めたい」と決めた。

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