市場創造編
ノリ製造販売 鍵庄(2)自社ブランド 口溶けまろやか、直営店も
「こんなノリがあったんだ」。鍵庄(明石市)の社長、入江恵子(68)は、明石海峡付近で採れる新芽の力に衝撃を受けた。漁師の自家消費用の加工を続けながら、「一番摘み」のノリに味付けをして一般消費者に届ける「板のり」の開発に取り組んだ。
原料の収穫期間は短く、生産量に限りはあるが、希少性と高品質で差別化を図ることができる。入江は「このノリのおいしさを広めたい」と決めた。
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