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市場創造編

軽自動車販売 松尾モータース(4)軽スタジオ 顧客と商品「狙い」を一本化

2018.09.01
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松尾モータースを「家業から企業に変えた」という歴代の経営計画書=神戸市西区伊川谷町有瀬

松尾モータースを「家業から企業に変えた」という歴代の経営計画書=神戸市西区伊川谷町有瀬

 松尾モータースの経営はコンサルタント、小山昇の教えで変わった。環境整備のほかに、「経営計画書」の作成もその一つで、2007年に導入した。

 経営の理念や方針、業績目標などを明記した文書。同社の計画書は、販売・接客、苦情対応の指針や人物評価の方法などを網羅する。業務のルールを示すことで場当たり的な顧客対応は影を潜め、経営判断のブレがなくなった。「社長の頭の中に経営計画書があるのは家業。活字にして社員と共有するのが企業」と代表取締役の松尾章弘(56)はいう。「経営計画書は家業と企業の境目。これで、社長がいなくても会社が回るようになった」と話す。

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