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市場創造編

軽自動車販売 松尾モータース(2)敏腕営業マン 月販台数の半分1人で稼ぐ

2018.08.30
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整備士と営業マンを兼務していた頃の松尾章弘代表取締役(右)=神戸市内(1985年ごろ撮影)

整備士と営業マンを兼務していた頃の松尾章弘代表取締役(右)=神戸市内(1985年ごろ撮影)

 松尾モータースは1961年、二輪車の整備会社として神戸市兵庫区で設立された。創業者は現会長の松尾大倫(86)。代表取締役の松尾章弘(56)は翌62年、大倫の次男として工場裏の自宅で産声を上げる。

 会社はモータリゼーションの波に対応して、64年に陸運局の認証工場となり、乗用車の整備を手掛けるようになった。松尾にとって油のにおいに満ちた工場は放課後の遊び場だった。機械いじりに興じながら、小学生の頃から「何となく会社を継ぐのかなと思っていた」という。

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