心のケア

被災者の心のケアに注目

以前から被災した人の心理面のストレスは指摘されていましたが、
阪神・淡路大震災は、被災者の心のケアの必要性について、初めて注目された災害でした。
その後の台風災害や大規模事故などが発生するたび、その重要性が認識され、
2004年には、心のケアに関する拠点施設として、
神戸に兵庫県こころのケアセンターがオープンしました。

長い時間を必要とする心の回復

震災直後からの恐怖心によるストレスや避難や転居という環境の変化。
「怖い夢を見て飛び起きる」「ささいなことで泣いてしまう」
「被災当時を思い出し混乱する」などの行動が多くの子どもから報告されました。
幼い心の痛手に大人は何ができるのか、手探りのケアが続きました。
配慮が必要な児童生徒の数がはっきりと減少に転じるまで、5年の時間が必要でした。
震災の影響で配慮が必要な児童生徒の推移
兵庫県教育委員会まとめ
仮設校舎が残る校庭で遊ぶ子どもたち(1997年7月15日、神戸市東灘区、神戸市立本山第2小学校)

心のケアに専従 復興担当教員

国が定数加配を決め、児童生徒の心のケアや防災教育の充実を図る教員(教育復興担当教員)が配置されました。
学校再開後は、毎朝、登校していない子どもの家を訪問したり、
登校しても教室に入れない子どもと相談室で過ごしたりして、
心を開くことに努めました。
阪神・淡路大震災直後の様子を記録した写真パネルや模型が展示された「人と未来防災センター」の館内(2014年4月2日、神戸市中央区脇浜海岸通1)