ライフライン

供給網はずたずたに

寸断されたライフライン。
神戸市全域で水道が復旧したのは発生から3カ月後でした。

6日後、灯りが戻った

蛇口をひねっても出ない水。消えたままの街の灯(あか)り。つながらない電話。
快適で安全な生活に欠かせないライフラインは一瞬にして途絶えました。
配水管を中心に被害を受けた水道は、兵庫県内の10市7町(当時)で、
全給水戸数の90%にあたる126万6000戸が断水。
全国からの応援を受けながら、懸命の復旧作業が続きました。
おもなライフラインの復旧状況
電気は約4000本の電柱が倒れましたが、震災7日目の23日には倒壊家屋を除いて復旧しました。
ガスは全国155事業者が応援、延べ72万人が復旧にあたり、震災3カ月を待たずに完了しました。
関西電力、大阪ガス、神戸市、NTT西日本への取材をもとに作成
仮設電話で必死に連絡をとる人たちでごった返した(1995年1月18日、神戸市長田区、蓮池小学校)

神戸市全域の水道復旧は3カ月後

神戸市内の水道は震災直後、ほぼ全域で断水しました。
東京、大阪など全国各地の水道局の応援を受けながら復旧作業を進めましたが、
配水池から各地域に水を流す排水管は約4000キロメートルもある上、
水が漏れている場所の特定から始まり、作業は難航しました。
給水車による水の配給もありましたが、飲料など最低限に限られました。
川の水で洗濯する人もおり、
トイレやお風呂など生活用水の確保という課題を突き付けられました。
神戸市での水道復旧エリアの広がり
神戸市水道局の記録をもとに作成
地中深くで破損した水道管の復旧工事を急ぐ大阪市水道局員(1995年2月5日、神戸市中央区、ポートアイランド)