まちづくり

地域からの復興はどこまで

商業地の高度利用によるにぎわい創出や道路・公園整備を目的に、
各地で復興まちづくり事業が進められました。

区画整理と再開発、あわせて26地区で実施

区画整理は神戸、西宮、芦屋、尼崎、淡路の5市の20地区で進められ、
2011年3月までに完了しました。
再開発は、神戸、西宮、宝塚の3市の6地区で事業が計画され、
新長田駅南の一部を除いで完了しています。
兵庫県まとめ
阪神・淡路大震災から生まれ変わったJR新長田駅前の再開発地域(2010年6月24日)

都市計画決定から完了まで16年 神戸市の新長田駅北地区

区画整理事業は住民が土地の一部を出し合い、宅地や公園、道路を整備します。
神戸、阪神間、淡路島で、行政主導で18地区、住民による組合施行2地区で進められました。

行政主導の事業は、一部を除いて震災からわずか2カ月で都市計画決定され、
住民の反発を招きました。
また借家人向けの受け皿住宅も事業区域内に建設されましたが、
住み慣れた地域を離れた人も少なくありませんでした。

新長田駅北地区の事業完了は2011年3月。
地区面積が広く、住宅、商店、工場が混在したり
土地の権利関係が複雑だったことから、
地権者の合意形成などで時間がかかりました。
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神戸市の資料などから作成
倒壊家屋の多さが目立った、芦屋市津知公園周辺。区画整理事業で道路は拡幅され、公園には防災機能が備わった(2004年11月13日、芦屋市津知町)

長く続いた震災後の低迷 ようやく回復基調に

経済活力を示すバロメーターである地価。
バブル期以降、路線価は大きく下落しましたが、景況感の回復に伴い、横ばいが続いています。
「駅近」という利便性に優れた商業エリアでは、上昇傾向が見られます。
人とお金を呼び込み、地域を活気づけるため、模索が続きます。
3つの再開発事業地区の路線価の推移
国税庁が公表する路線価図をもとに作成。1995年水準を100とした
西宮北口駅北東の1999年、2000年、2001年は路線価なし
多くの人が行き交う再開発地区内の大正筋商店街(2014年1月10日、神戸市長田区)