立志編
米穀店いづよね(7)そろばんの教え 先輩が説いたロマンと採算
時計の針は午前3時を指していた。先輩の説教が始まって5時間が過ぎようとしていた。
いづよねの川崎恭雄(やすお)は2007年5月、兵庫県中小企業家同友会青年部の勉強会で講演した。阪神・淡路大震災後の酒類販売や大病を経てコメの販売に力を入れ始めた経緯などを話し「お米で日本中を笑顔にしたい」と締めくくった。
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