立志編
アトラステクノサービス(1)設立20年 消費者向け事業に本格参入
「二十歳の感謝と0歳の発表会」と銘打ったパーティーが昨年11月、神戸・六甲アイランドのホテルで開かれた。食品機械メーカー、アトラステクノサービス(神戸市西区)の社長、鯛かおる(50)は、笑い声が飛び交う輪の中にいた。
来場したのは、取引先や自治体の関係者ら約130人。遠くは沖縄・西表島や韓国からも祝いに駆けつけた。阪神・淡路大震災、リーマン・ショック、デフレ不況などを乗り越えてきた鯛は「たった1人の理解者から始まった会社が20年を経て、100人以上が私たちのために集まってくれるまでになった」とあいさつした。
この記事は会員限定です。新聞購読者は会員登録だけで続きをお読みいただけます。