阪神・淡路大震災から30年となるのに合わせ、学生と教職員計47人が犠牲となった神戸大(神戸市灘区)の学生たちが、遺族への取材に取り組んでいる。阪神・淡路を経験していない世代が多くなる中、国内では地震などの自然災害が頻発する。どうしたら「自分ごと」として感じてもらえるか-。そんな思いを込めて、近くインタビュー記事を公開する。(鈴木雅之)
「神戸大学ニュースネット委員会」に所属する学生記者たち。同委員会は震災から5カ月後の1995年6月、学内情報を広く届けようと発足した。現在はウェブサイトで随時ニュースを発信し、毎年1月17日は伝統として、神戸・東遊園地や大学などの追悼行事を夜明け前から取材し、号外を発行している。