新年を迎え、手を合わせて祈願する初詣客ら=1日午前、神戸市中央区多聞通3、湊川神社
新年を迎え、手を合わせて祈願する初詣客ら=1日午前、神戸市中央区多聞通3、湊川神社

 新年を迎えた1日、兵庫県内の神社は初詣の参拝者でにぎわった。2026年の干支は「午」。健康や商売繁盛などの飛躍を願い、手を合わせた。

 例年80万人以上が正月三が日に訪れる神戸市中央区の湊川神社。大みそかには本殿前に大勢の親子連れやカップルらが集った。1日午前0時には、境内に「初太鼓」が鳴り響き、新年の訪れを告げた。参拝者が一斉にさい銭を投じて、かしわ手を打った。

 加古川市の自営業の男性(28)は毎年、湊川神社を訪れているという。「家族みんな健康で今まで通りの1年を過ごせた。今年は午年なので、仕事がうまくいって、右肩上がりになるように」と笑顔を見せた。

 神戸市須磨区の会社員の男性(22)は知人らと参拝。住宅の水回り設備を手がけており「もっと技術を高めて、職人として独立できるように頑張りたい」と話した。

 県外からの参拝者も。三重県名張市から訪れた小学5年の男児(11)は「おみくじに『すなおがいい』と書かれていたので、素直に頑張って、野球で初ホームランを打ちたい」とした。(長沢伸一)