第二創業編
配管工事会社 関西工事(3)異変 炎症を契機に温熱製品開発
2004年の文化の日は久木元悦子にとって忘れられない一日となった。神戸・有馬温泉にある旅館の露天風呂で、岩の部分を歩き始めた時だった。足を滑らせて転倒し、尾てい骨をしたたかに打った。
3カ月後に異変が起きた。ゴルフ場でプレー中に脚が突然痛み出したのだ。温泉で尻を強打してから筋肉痛をかばうようにして歩いており、その負荷が股関節にのしかかっていたのだった。02年に尼崎市でゲルマニウム温浴のサロンを開業し、自身もフル活用して、ようやく克服した股関節炎が再発したのである。
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