第二創業編
加工食品卸 ミラク.(5)決意 顧客の発展「支える存在に」
商品開発の受託を次々に断られたミラク.の社長、吉田宗平は、失意の中にいた。次のアイデアをひねり出せないまま、数カ月が過ぎたある日、倉庫を訪れた経営コンサルタント、小山昇の言葉に光を見つけた。
「商品の箱詰めが商売になる」。出荷作業を有料で請け負ってはどうか-との提案だった。そもそも作業は顧客へのサービスで、卸売価格に含まれていると信じて疑わなかった吉田には常識を覆される指摘だった。
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