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第二創業編

製麺会社 淡路麺業(4)繁盛支援 生パスタ講習会で裾野拡大

2018.05.20
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2013年から栽培を始めたデュラム小麦の畑に立つ出雲文人社長。地元産の食材を使った生パスタ料理は全国で好評だ=淡路市北山

2013年から栽培を始めたデュラム小麦の畑に立つ出雲文人社長。地元産の食材を使った生パスタ料理は全国で好評だ=淡路市北山

 淡路麺業(兵庫県淡路市)は2015年12月、本社工場隣に直営レストラン「パスタフレスカ DAN-MEN(ダンメン)」を開いた。食事を楽しむ一般の消費者のみならず、生パスタを扱うプロの料理人も集う。具材やソースとの相性を研究し、来店者の反応を探りながら、新しいレシピを開発する拠点でもある。

 プロ向けの講習会を16年4月から始めた。生パスタ特有の調理法を伝授するためだ。乾燥パスタを調理する際は、ソースに含まれる油分と水分が混ざり合った状態(乳化)にして粘り気を出すことで、ソースがパスタに絡みやすくなる。一方、生パスタは水分をよく吸うので事前にソースを乳化させる必要がない。粘り気があると、ソースがパスタに染みこみにくくなるからだ。

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