第二創業編
加工食品卸 ミラク.(2)成長 「時代」読んで商圏を全国に
加工食品卸、ミラク.(神戸市北区)のルーツは、茶葉の小売店である。同社の社長吉田宗平(50)の父で、現会長の雄三(75)が1967年、出生地の兵庫区でのれんを掲げた。
戦中に山口県へ疎開し、地元の中学を卒業後、集団就職で再び神戸に戻った。職を転々とした末に、たどり着いた先が茶葉の大手問屋だった。事業所向けの販売を担当したが、「人に使われるのは嫌い」と、24歳で独立。小売店「お茶の寿楽園」を開いた。すぐに中央区で2号店を出し、70年には北区にも出店した。
この記事は会員限定です。新聞購読者は会員登録だけで続きをお読みいただけます。