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学生が聞く ひょうご企業研究

(8)TAT(西宮市) 高野芳樹社長(40)

2018.08.03
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高野芳樹社長(左)に話を聞く甲南女子大3年の石川明日香さん=西宮市日野町

高野芳樹社長(左)に話を聞く甲南女子大3年の石川明日香さん=西宮市日野町

TATのハンドケア商品

TATのハンドケア商品

 マニキュアや付け爪を扱うネイル関連商品の専門商社で、主にプロのネイリスト向けに卸売りをしている。品ぞろえは3万点に及び、多様なニーズに対応。取引先からの信頼も厚い。近年は、美しさを追求するファッション分野だけでなく、爪の保護を目的とするスポーツや福祉の分野にも力を入れる。甲南女子大の佐伯勇教授のゼミ生が、高野芳樹社長を訪ねた。

 -ネイル市場の現状は。

 「欧米では男女を問わずサロンで爪の手入れをし、アジアでも人気が広がっていますが、日本ではネイルサロンを利用した経験のある人はまだ10%ほど。女性のおしゃれというイメージが強いですね。ただ最近は料金も安くなっています。伸びしろはあります」

 -アスリート向けのネイル事業にも注力している。

 「野球やサッカーをする際に爪に塗って傷みを補修するネイルオイルを販売しています。爪が割れたときの応急処置に使うネイルテープはクッション性に優れ、実際にプロ野球選手にも使ってもらっています。スポーツ向けのネイルケア用品は、国内の営業基盤を固めた上で、海外でも展開できればと思います」

 -新たな展開は。

 「ネイルというと、アートのイメージが強いですが、爪をきれいにすること。自分に自信を持つことにもつながるんです。おしゃれとしてだけでなく、もっと違う価値がないかを常に模索しています。例えば、高齢者のネイルケアは巻き爪のほか、認知症の予防にもなるとされます。福祉分野の需要も探っていきます」

 -求める人物像は。

 「人の役に立ちたいという思いを持った人。当社は年齢に関係なく仕事の内容で評価します。新しいことにチャレンジできる『キラリと光る個性』を待っています」(まとめ・綱嶋葉名)

〈メモ〉1998年創業。ネイル関連商品の販売を手掛け、実店舗を国内外に50店展開。従業員264人。2017年12月期の売上高は72億3869万円。19年春の採用は6人を予定。西宮市日野町4の50。TEL0798・68・1273