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地元で働く ひょうご企業探訪2016

(2)コーベベビー(神戸市東灘区)
布おむつの価値高める

2016.07.27
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おむつカバーや肌着、パジャマなど幅広い商品を取り扱う

おむつカバーや肌着、パジャマなど幅広い商品を取り扱う

荒巻道洋社長(右)に話を聞く甲南大3年の奥田璃子さん=いずれも神戸市東灘区住吉宮町2

荒巻道洋社長(右)に話を聞く甲南大3年の奥田璃子さん=いずれも神戸市東灘区住吉宮町2

 1958年、日本初の乳幼児用布おむつのレンタル業として産声を上げた。現在は、介護用タオル、おしぼりなどの「リネン」を扱う総合サプライヤー(供給者)に発展。6月には東京で乳幼児用の貸し布おむつの専門店「ヌノーム」を開業するなど、新規事業を積極的に展開している。

 -リネンサプライヤーとは。

 「布おむつなどを貸し出し、使用済みの商品を回収・洗濯して再び貸し出します。創業当時は、洗濯機が普及しておらず、一般家庭向けの乳幼児用布おむつが重宝されました。現在は約1750品目を介護施設や保育所などに納めています。売り上げの99%が業務用です」

 -そんな中、開業したヌノームはどんなお店ですか?

 「照準は、しつけや教育に熱心な高所得者層です。デザイン性や防臭などの機能性が高いおむつ布とカバーを用意。紙製に比べておむつ離れが早くなり、ごみが減るなどの魅力も発信して、布製の価値を高めることが目的です。店内には利用者の情報交換の場も設けました」

 -人材戦略も力を入れていますね。

 「ヌノームはすべての従業員を女性にしました。子育て経験など個人の適性を生かしたいと考えています。全従業員と人事担当者との面談や、評価制度も取り入れ、管理職の比率を一般社員と同等の男女比に近づけていきます。2017年には工場の統合も計画しており、会社は今、大きな転換点にあります」

 -では、求める人材は?

 「これまでと同じことをしていては、競合との価格競争に巻き込まれます。新しい価値観を生み出していける人に期待します」

(まとめ・中務庸子)

■先輩社員の声■

 営業部 木村 愛(30) 採用面接の際にアットホームな会社だと感じました。新入社員にも先輩が何かと声をかけてくれたし、私も後輩にはそう接しようと心がけています。取引先の病院や介護施設などからのご要望にお応えして感謝されると、本当にこの仕事のやりがいを感じます。

     ◇   ◇

 1958年創業。従業員は約500人。介護施設や産婦人科医院などに1日計46万点を納入。全国に12営業所と5工場を設ける。2016年1月期の売上高は58億5千万円。神戸市東灘区住吉宮町2の19の21。TEL078・854・3011