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地元で働く ひょうご企業探訪2016

(8)ドンク(神戸市東灘区)
各店舗で生地から製造

2016.08.16
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中土忠社長(右)に店舗戦略などを聞く関西学院大3年の堀家将平さん=いずれも神戸市東灘区岡本1

中土忠社長(右)に店舗戦略などを聞く関西学院大3年の堀家将平さん=いずれも神戸市東灘区岡本1

2階にレストランを構える「ドンク岡本グルメ館」

2階にレストランを構える「ドンク岡本グルメ館」

 日本で初めて本格的なフランスパンを作ったベーカリー。国内外に約200店舗を構える一方、生地づくりから焼き上げまでの全工程を各店で手掛け、味に妥協しない姿勢を貫く。ミニクロワッサンの専門店など多くの店舗ブランドを擁している。

 -パン作りの特徴は。

 「冷凍生地を使わず、店舗ごとに小麦粉から生地を練り上げます。理由はただ一つ。そうするのが一番おいしいから。全国で職人の勉強会を年数百回開いて技量を高め、店ごとの味のばらつきを防いでいます。パンは生き物。より長時間鮮度を保つためにも、これは必要な手間なんです」

 -ブランドを細かく分けるのはなぜですか。

 「商品によって顧客層が違うからです。例えば『ミニワン』は元来、クロワッサンの“コーナー”でしたが、人気を集めたので専門店にしました。購入者は10~30代も多いです。郊外の商業施設や百貨店、駅など出店先によっても消費者は異なります。パンの個性をうまく演出してファンを増やしたいです」

 -海外にも店はありますか。

「上海、台湾などアジアに計25店舗を出しています。経済成長とともに食文化も向上した市場です。当社は工場での集中調理でなく、各店舗でパンを焼くので、海外でも柔軟に店を構えられます。これまでヨーロッパの食文化を勉強しながら、日本流でパンを作り上げてきました。パリやニューヨークに進出したい思いも持ち続けています」

 -求める人物像は。

 「パンや食文化に興味を持っていることが大切。チャレンジ精神が旺盛な人に門をたたいてほしいです」(まとめ・井上太郎)

■先輩社員の声■

 総合企画本部 松尾由佳(35) 職種を問わず、当社は研修でプロフェッショナルを育てます。ゼロからパン作りを習得して世界大会に出場もしています。自分は教育の仕事が長いのですが、新人研修の参加者にその後、上級の研修で出会うと、成長が実感できてうれしいです。

     ◇   ◇

 従業員は1054人。2016年2月期の売上高は323億2600万円。国内外で14の店舗ブランドを擁し、計206店を構える。15年度の採用は70人(うち女性56人)。神戸市東灘区田中町3の19の14。TEL078・441・2041