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地元で働く ひょうご企業探訪2016

(6)TAT(西宮市)
ネイルの普及へ新戦略

2016.08.12
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高野芳樹副社長(左)に話を聞く甲南大3年の宮崎貴士さん(中央)と今岡芽生(めい)さん=西宮市日野町

高野芳樹副社長(左)に話を聞く甲南大3年の宮崎貴士さん(中央)と今岡芽生(めい)さん=西宮市日野町

爪や手を手入れするための製品(TAT提供)

爪や手を手入れするための製品(TAT提供)

 マニキュアや人工爪(つめ)といったネイル商品の専門商社TAT(ティーエーティー)。プロ向け市場では売上高トップを誇り、「ネイリストに聞けばわかる会社」といわれる。成長を続けてきた市場は、ここへ来て踊り場を迎えており、ネイルの普及率を上げるため、新たな戦略を練っている。

 -ネイル市場の現状は。

 「ネイルサロンに一度でも通ったことがある人は10%以下で、まだ成長の余地はあります。ネイルというと、飾りをたくさん付けたネイルアートを思い浮かべるでしょう。でも顔の手入れをするように、身だしなみとしてクリームを塗ったり、マニキュアを塗ったりしてほしい。東京と大阪にある直営のマニキュアサロンでは、気軽に来てもらえるよう、施術の時間を短くし、料金も低めに設定しています」

 -海外戦略は。

 「6年前、中国・上海に全額出資の現地法人を設立しました。苦労しながらだけれど、今から準備しないと遅い。海外にはアジアと米国の6カ国に販売拠点があります」

 -新規事業は。

 「野球などのスポーツをする人の爪を保護するスポーツマニキュアの研究開発に取り組んでいます。認知症で徘徊(はいかい)する人の身元を特定できる情報をQRコードにして爪に付ける『QRネイル』も研究中です」

 -社内には女性が多い。

 「社員の7割強が女性で、管理職も7割が女性。設立時から女性が活躍する会社です。社風は新しいことにチャレンジできて、家庭的な温かさもある。家族のような関係性を大事にしています。そんな雰囲気に賛同できる人に来てほしいですね」

(まとめ・塩津あかね)

■先輩社員の声■

 人事総務部 大澤芙美子(31) 8年前の入社ですが、新しいことにチャレンジする仕事が多く、毎日やりがいを感じます。温かい社風で、上司も名字に「さん」付けで呼びます。もっと経験を積み、給与や人事で取引先のネイルサロンのご相談にのれるようになりたいです。

     ◇   ◇

 1998年創業。従業員220人、売上高69億2563万円。2013年にコンシューマー事業部を立ち上げ。ネイルサロンの運営支援も行っている。15年度の採用は女性3人。西宮市日野町4の50。TEL0798・68・1273