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地元で働く ひょうご企業探訪2016

(7)洸陽電機(神戸市東灘区)
全国80カ所で発電事業

2016.08.13
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洸陽電機の乾正博社長(右)にインタビューする兵庫県立大3年の木村光理(ひかり)さん=神戸市東灘区住吉宮町3

洸陽電機の乾正博社長(右)にインタビューする兵庫県立大3年の木村光理(ひかり)さん=神戸市東灘区住吉宮町3

洸陽電機の太陽光発電所=神戸市西区櫨谷町池谷(同社提供)

洸陽電機の太陽光発電所=神戸市西区櫨谷町池谷(同社提供)

 電気工事会社から電力会社へと、急成長を遂げる注目企業だ。今春の電力小売り全面自由化を背景に、自然エネルギーの活用の幅を広げ、計画・施工中の案件を含め、全国80カ所で発電事業を展開している。

 -具体的な事業内容を教えてください。

 「地熱や水力、太陽光、バイオマスなど再生可能エネルギーを活用して電力をつくり、それを官公庁や法人、個人に売り、賢く使うためのサポートもする-。(川の流れにたとえて)エネルギー供給の『川上』から『川下』までを手掛けています」

 -ことし4月、電力市場が全面開放されました。特定規模電気事業者(新電力)としての手応えは。

 「当初、大手の電力会社でない事業者が、電力を割安で供給する新電力の注目度は高かったのですが…。大手電力から新電力に移行する一般消費者が多くありません。契約の切り替えが面倒とか、料金体系がよく分からないとか、不安があるのでしょう。どこかの段階で新電力の理念をまとめ、利点をきちんと訴えたいと思います」

 -会社の将来像は。

 「海外に進出したいですね。例えば、経済成長中のミャンマーの電化率は50%以下。こういう国では再生可能エネを介して、新たな電力会社として参入できる余地があります。世界に対して当社の事業内容を理解してもらえるよう努めたいです」

 -求める人物像は。

 「当社の社員は、10代後半から70歳くらいまでと多様。新卒者もいれば、大手電力に40年いたベテランも。企業は人で成り立っています。向上心があり、素直で前向きな人を待ち望んでいます」(まとめ・西井由比子)

■先輩社員の声■

 開発推進部 三輪直寛(26) バイオマス発電の開発に携わっています。大事なのは地元との調整です。住む人の気持ちになって計画を丁寧に説明し、理解を得られると、仕事の面白さを感じます。今後もエネルギーを軸として、地域を元気にする事業に取り組みたいです。

     ◇   ◇

 電気工事会社として1993年に創業。近年では、特定規模電気事業者(新電力)として存在感を高める。従業員は152人。2015年11月期の売上高は118億円。15年度の採用実績は17人(うち女性8人)。神戸市東灘区住吉宮町3の7の14。TEL078・851・8819