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地元で働く ひょうご企業探訪2016

(5)富永貿易(神戸市中央区)
輸出、三国間貿易を強化

2016.08.11
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富永昌平社長(右)に話を聞く流通科学大学3年の高橋潤さん=神戸市中央区御幸通5

富永昌平社長(右)に話を聞く流通科学大学3年の高橋潤さん=神戸市中央区御幸通5

飲料を中心に数多くの商品を扱う

飲料を中心に数多くの商品を扱う

 創業は1923(大正12)年で、貿易商社としておよそ一世紀の歴史がある。青果の輸出から始まり、輸入、飲料の製造など、時代の変遷とともに柔軟に事業内容を変化させながら事業を拡大。現在は、三国間貿易や現地製造など海外事業にも力を入れている。

 -事業が幅広いですね。

 「輸入では紅茶葉やパスタ、ジャム、ナッツ、缶詰などさまざま。現在取り扱っていない商品でも、世界中に広がるネットワークを活用。期待にそえる商品を探し出し、提案します。飲料事業は、94年に自社ブランド『神戸居留地』を立ち上げました。広告・宣伝を行わないことでコストを削減し、低価格を実現したのが特長です」

 -最近、力を入れる海外事業について教えてください。

 「国内の人口減少や為替動向から、輸出を中心とした海外への展開が必要と考えました。海外事業部を昨年設け、国内のジュースを輸出。マレーシアで製造したカップ麺を台湾で販売するなど、三国間貿易も始めました。イスラム教徒が食べられる『ハラル食品』の開発も進め、現地に合う商品を提供します」

 -一押しの商品は何ですか。

 「英国の紅茶ブランド『アーマッドティー』の販売に力を入れています。高品質ながら良心的な価格で、紅茶好きにおすすめですよ。ネット販売でBtoC(消費者向け取引)も展開しており、多くの人に手にとってほしいですね」

 -求める人材は。

 「起業家にふさわしいような人材です。自分で新事業を考え、一心不乱に突き進んでいける人。困難を乗り越え、トップを目指す気概を持つ人に期待しています」

(まとめ・黒田耕司)

■先輩職員の声■

 総務部 高嶋 勉(36) 経営陣とも普段からコミュニケーションがあり、他部署のこともわかる。個々の社員の個性や能力を発揮できるのが当社規模の会社の良さです。入社14年目ですが、若いころからこの会社を伸ばす一員との思いで働いています。

     ◇   ◇

 1949年設立。従業員125人。直近の採用は2013年度の22人(14、15年度はなし)。15年12月期の売上高は412億5200万円。神戸市中央区御幸通5。本社1階にアーマッドティー直営店も入居。TEL078・232・8600