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地元で働く ひょうご企業探訪2016

(10)イーエスプランニング(神戸市中央区)
駐車場運営に創意工夫

2016.08.18
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藤岡義己社長(右)に話を聞く関西大3年の佐藤広崇さん=神戸市中央区東川崎町1

藤岡義己社長(右)に話を聞く関西大3年の佐藤広崇さん=神戸市中央区東川崎町1

「P-CLUB」のロゴマークをあしらった本社ビル=神戸市中央区栄町通6

「P-CLUB」のロゴマークをあしらった本社ビル=神戸市中央区栄町通6

 時間貸し駐車場や立体駐車場の運営を請け負う。阪神・淡路大震災後に今の事業に転換し、利用者の目線でサービス内容を磨き上げてきた。「地域活性化と密接な事業」との視点から、近年では地元商店と連携を進める。

 -阪神・淡路大震災が会社の転機になったそうですね。

 「もともと建設コンサルタント会社でしたが、震災後に復興需要が集中した反動が大きく、不動産の管理に業態を転換しました。その中でも力を入れたのは駐車場運営。当時はまだニッチ(隙間)市場でしたが、1分単位の課金や料金の上限設定などを取り入れ、神戸・三宮、元町近辺の繁華街で高いシェアを持っています」

 -利用者を増やす方法は。

 「カード不要のポイントサービスなど、継続的に使ってもらうことを意識しています。そこで鍵となるのが利用者の分析です。利用者は三宮近辺で7千円超を消費活動に使っているとの調査結果を得ました。当社が運営する駐車場周辺の店舗のうち、自前の駐車場を持たない店に30分の無料券を配布。駐車場の利用者を店側から送り込んでもらう仕組みをつくりました。車で店に行きやすくなるので、地域活性化にもつながる。協力店は約320カ所に広がりました。情報誌を作製するなどして、来店者の増加と駐車場の稼働率向上につなげています」

 -求める人物像は。

 「地域と顧客の役に立ちたいと思える人。事業の根底に通ずるからです。今後は駐車場の運営受託を機に、他の資産管理にも携わりたい。新しいことに挑戦できる会社なので、自己実現に熱意があるかどうかも重視します」(まとめ・井上太郎)

=おわり

■先輩社員の声■

 駐車場事業部 藤岡翔義(31) 駐車場は面白い資産です。古くなると家賃が下がるマンションと違い、駐車場代は下がりません。機械式駐車場は節税効果を生む新しい投資対象になっています。お客さまの大切な資産をお預かりし、活用させていただくやりがいのある仕事です。

     ◇   ◇

 1992年設立。従業員は80人。2016年2月期の売上高は9億4900万円。神戸・三宮、元町近辺と阪神間で計105カ所の駐車場(月極を含む)の運営を請け負う。16年度は複数人を採用する予定。神戸市中央区栄町通6の1の19。TEL078・362・2512