世界のミムラ
世界のミムラ~シューズ名工の軌跡(4)試行錯誤
シューズ職人三村仁司(67)がオニツカ(現アシックス)で特注シューズ作りの担当になったのは、入社から7年後の1974年。当時はほとんどが手作業だった。
足を測り、シューズ製作の基となる足型を作る。昔はアルミ製。削ったり、パテを付けたりして形や大きさを調整する。足を包む部分は「アッパー」と呼ばれ、部品ごとに素材をナイフで裁断。ミシンで縫い合わせ、のりなどで靴底とくっつける。中敷きも必要だ。
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