世界のミムラ
世界のミムラ~シューズ名工の軌跡(7)金メダル
1枚の写真がある。2004年アテネ五輪女子マラソンのスタート数分前、野口みずきと、シューズ職人三村仁司(67)が会話している姿だ。このやりとりが、金メダルへの一つの伏線となった。
野口は三村を見つけて「行ってきますという感じで」あいさつに行ったという。そこで三村は「下りで力を入れて走ったら、絶対にレースは終わるぞ」と忠告した。
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