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地元で働く ひょうご企業探訪2017

(2)鍵庄(明石市)

2017.08.02
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鍵庄の入江恵子代表取締役(左)に話を聞く武庫川女子大3年の垣本佳美さん(中央)と藤本光里さん=明石市貴崎3

鍵庄の入江恵子代表取締役(左)に話を聞く武庫川女子大3年の垣本佳美さん(中央)と藤本光里さん=明石市貴崎3

鍵庄が販売する味のりの主力商品「明石の恵み」=明石市貴崎3

鍵庄が販売する味のりの主力商品「明石の恵み」=明石市貴崎3

 今年で創業40年を迎えるノリの加工・販売会社。独自のたれで味付けた「味のり」だけでなく、ノリをパウダー状にして練り込んだ麺や、肌にいい成分を使った化粧水などオリジナルの新商品も展開している。武庫川女子大の赤岡仁之教授のゼミ生が、同社の入江恵子代表取締役を訪ねた。

 -味のりへのこだわりは。

 「主力ブランドの『明石の恵み』や『つきかすみ』は口溶けのいい一番摘みのノリだけを使っています。店頭の一般的な商品より高価だが、家庭用、贈答用ともに60代を中心に支持されている。品質の高さが受け入れられているからだと思います」

 -新商品にも力を入れる。

 「ノリを練り込んだそうめんとそばは喉ごしがよく、人気が高い。ノリに含まれる天然保湿成分を生かした化粧水やボディーソープのブランド『HADA(はだ)』も、刺激が少なく、ファミリー層などに好評です」

 -食材などの粉砕加工の受託にも取り組んでいる。

 「受託粉砕の売上高は、この3年で2・2倍に伸びた。だしや健康食品などは原料を粉砕すると機能性がより高まるため、食品や菓子、化粧品などの会社から依頼が年々増えています。あめやアイスクリーム、洗顔料などの商品に使われています」

 -今後の戦略は。

 「麺や化粧品に続く画期的な商品の開発に力を入れます。味のりになじみのない関東地方へも販路を広げていきたい」

 -求める人物像は。

 「上昇志向のある人。現時点での知識や技術にはこだわらないので、これから成長していくんだという強い意志を持って、門をたたいてほしいです」(まとめ・綱嶋葉名)

     ◇   ◇

 1977年創業。従業員は93人。2016年8月期の売上高は9億2500万円。味のりやパウダー化した超微粉末のりを使った製品の製造販売などを行う。16年度の採用はなし。明石市貴崎3の21の28。TEL078・945・5353