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地元で働く ひょうご企業探訪2017

(10)ジェム(神戸市中央区)

2017.08.31
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米田篤史社長(右)に話を聞く兵庫県立大3年の上田駿さん=神戸市中央区下山手通2

米田篤史社長(右)に話を聞く兵庫県立大3年の上田駿さん=神戸市中央区下山手通2

天然温泉やサウナ、カプセルホテルなどを備えた神戸サウナビル=神戸市中央区下山手通2

天然温泉やサウナ、カプセルホテルなどを備えた神戸サウナビル=神戸市中央区下山手通2

 神戸・三宮で、カプセルホテル併設の温浴施設「神戸サウナ&スパ」を運営する。サラリーマンの利用が多い-というイメージが強いが、昨年12月には女性専用のカプセルホテルを整備。従来とはひと味違う戦略で顧客層の拡大を狙う。兵庫県立大の西岡正教授のゼミ生が、同社の米田篤史社長を訪ねた。

 -神戸サウナ&スパは繁華街に立地するが、客層は。

 「近年は訪日外国人観光客の増加でビジネスホテルなどの予約が取れないため、出張の会社員らの利用が増えています。仕事の途中で汗を流すために寄る営業マンも多く、1時間で仕上げるクリーニングなどのサービスを充実させています」

 -女性への対応は。

 「男性客とフロアなどを切り分けて、女性専用の『神戸レディススパ』を運営しています。男性に比べると客足は少ないが、需要は見込める。ボディーケアのほか、肌や髪のケア用品の提供などで魅力を高めたことにより、観光などで神戸を訪れた女性の利用が伸びている」

 -集客面で課題は?

 「お客さんの世代と利用時期が集中している。40~50代が半数以上を占めるので、20代をはじめ若い世代を対象とした割引などに取り組んでいる。また、汗を流したくなる夏と、寒くて暖を取りたい冬だけでなく、年間を通じて集客できる仕掛けが必要だと考えています」

 -ほかにどんな事業を。

 「三宮の繁華街で主に飲食店が入る貸しビルなどを管理しているほか、神戸市兵庫区では認定こども園の運営も手掛けています。温浴施設に比べると事業規模は小さいのですが、神戸の街を盛り上げるのに少しでも役立つことができれば、と思っています」(まとめ・綱嶋葉名)

 ◇ ◇

 1946年創業。従業員230人。2017年1月期の売上高は14億円。1995年の阪神・淡路大震災で神戸サウナビルが全壊、97年に再建した。17年度の採用予定は5人。神戸市中央区元町通2の3の2。TEL078・392・1234