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地元で働く ひょうご企業探訪2017

(6)吉田ピーナツ食品(神戸市長田区)

2017.08.23
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吉田直斗社長(左)に話を聞く甲南大3年の市川智也さん=神戸市長田区神楽町2

吉田直斗社長(左)に話を聞く甲南大3年の市川智也さん=神戸市長田区神楽町2

吉田ピーナツ食品の本社屋=神戸市長田区神楽町2

吉田ピーナツ食品の本社屋=神戸市長田区神楽町2

 ピーナツをはじめとした豆菓子のメーカーで、大正時代に創業した老舗。健康・美容食品の人気を追い風に、近年は個別包装タイプのナッツ類を投入するなどしてファン拡大を図る。甲南大の奥野明子教授のゼミ生が同社の吉田直斗社長を訪ねた。

 -どんな商品を出している。

 「ナッツ類であれば、食塩を使わないタイプは主に製菓やサラダの材料に使われ、ミックスナッツやいかり豆なら、子どものおやつや中高年のおつまみで親しまれています。豆菓子のほか、5年前からは新たにドライフルーツも展開しています」

 -固定ファンが多い。

 「上得意の存在はありがたいですが、新たな客層に浸透できていない点では課題です。若い世代に食べてもらえていないと感じており、包装デザインを工夫したり、食べ切りサイズをそろえたりして、手に取ってもらうよう努力をしています」

 -健康志向をどう生かす。

 「幅広い世代で健康への関心が高まる中、血糖値の急上昇を抑えるナッツ類の市場も拡大しています。美肌効果があるビタミンEが豊富といい、女性にアーモンドなどを楽しんでもらえる機会も着実に増えています」

 -品質面での工夫は。

 「揚げや味付けなどの調理工程と、素材の選別は人の手による管理を徹底しています。微調整が利くので人手を割いてでも高い品質を守っていきたいです。一方で、商品の箱詰めなど機械化できる部分は機械に任せ、採算がとりやすい体制を整えています」

 -求める人物像は。

 「じっくりと職業能力を磨きたい人。腰を据えて働く意志があれば、職人かたぎな面を持つこの業界に向いていると思います」(まとめ・綱嶋葉名)

 ◇ ◇

 1914(大正3)年創業。豆菓子やナッツ類を製造販売する。従業員は106人。2017年6月期の売上高は43億円。17年度は7人を採用予定。神戸市長田区神楽町2の3の22。TEL078・641・6262