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(95)イカナゴのくぎ煮-伍魚福 「地域の味」振興に尽力

2012.05.23
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イカナゴのくぎ煮を持つ山中勧社長。「強火で硬めに炊くのがうちの特徴」=神戸市長田区野田町8、伍魚福

イカナゴのくぎ煮を持つ山中勧社長。「強火で硬めに炊くのがうちの特徴」=神戸市長田区野田町8、伍魚福

 瀬戸内に春を告げる風物詩、イカナゴのくぎ煮。稚魚の「シンコ」をしょうゆや砂糖、みりんなどで煮詰めて仕上げる。漁の解禁となると、あちこちの家から甘辛く、どこか懐かしい香りが漂ってくる。

 この故郷の味を「主力商品」に育て上げたのが、珍味製造販売の伍(ご)魚(ぎょ)福(ふく)(神戸市長田区)だ。商品化は1971(昭和46)年。取引先から「神戸で取れた素材でお土産を」と依頼され、くぎ煮に目を付けた。「当時は魚店などで売られている程度。家庭では今ほど炊かれていなかったようだ」と山中勧(かん)社長(46)は話す。

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