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(209)マッチ-兼松日産農林 111年間ともす淡路の火

2016.02.03
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桃印のマッチを手にする前川工場長。桃には「長寿と厄よけ」、関東で人気のツバメ印は「海外雄飛」の意味が込められている=淡路市生穂、兼松日産農林淡路工場

桃印のマッチを手にする前川工場長。桃には「長寿と厄よけ」、関東で人気のツバメ印は「海外雄飛」の意味が込められている=淡路市生穂、兼松日産農林淡路工場

 港町・神戸で明治初期に興ったマッチ産業。実業家で「マッチ王」と呼ばれた故滝川弁三氏が率いた「清燧(せいすい)社」の淡路工場を起源とするのが、兼松日産農林(東京)の淡路工場だ。1905(明治38)年、淡路島東岸の生穂川河口で操業を始めて以来、111年間にわたってマッチだけを作り続けてきた。

 「小規模業者らが、滝川さんに一貫生産工場を建設し、働く場をつくってほしいとお願いしたそうです」。同社の前川和範淡路工場長(46)が説明してくれた。

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