ひょうごのロングセラー
(100)チャツネ-ハリマ食品 カレーに欠かせぬ存在
老いも若きも、カレー好きの日本人。ペースト状の調味料「チャツネ」をご存じだろうか。マンゴーなどの果物やタマネギにスパイスを加えて炊き、熟成させる。専門店のカレーだけでなく市販のルーにも使用され、味に甘みと奥行きを与える欠かせない存在だ。
100年続く専業のトップメーカーが、加古川市に工場を置くハリマ食品(大阪市)。1911年、前身会社の創業者が、インド人から本場の製法を学び、大阪で国内初のフルーツチャツネの生産を始めた。58年に化学メーカー、ハリマ化成(加古川市)の創業者・長谷川末吉氏が会社を引き受け、その後、製造拠点を加古川に移した。
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