ひょうごのロングセラー
(119)えきそば-中華麺に和風だしの妙
JR姫路駅のホームに降り立つと、独特のだしの香りに誘われる。中華麺なのに和風だしという珍しい組み合わせで知られる「えきそば」だ。
発売は1946(昭和21)年。当時、麺はうどんだった。汽車が石炭や水を補給するため停車している間、売り子たちは首からトレーを提げて、うどん鉢を載せて乗客に売り歩いていた。だしはポットに入れて注文を受けてから注いでいたという。
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