ひょうごのロングセラー
(132)線香「宝」シリーズ-薫寿堂 時代に応じた商品追求
「伝統産業でもニーズをつかめば、ヒット商品を生み出せる」
自らそれを証明したのが、淡路島の線香メーカー薫寿堂(くんじゅどう)(淡路市)だ。会長の福永稔さん(74)らは1975年、煙を抑え、花の香りを付けた線香の「宝」シリーズを発売した。ピークの90年ごろには、会社全体の売り上げを約20倍にまで伸ばした。
この記事は会員限定です。新聞購読者は会員登録だけで続きをお読みいただけます。